サマリ

15歳以下の小児の消化器内視鏡検査に携わるすべての医療者にとって、鎮静下に行われる内視鏡検査の安全性の確保は重要な臨床課題となっている。小児の消化器内視鏡検査と鎮静に伴う有害事象の小児期特有の課題を紹介し、その上で小児患者におけるカプノメータによる呼気終末二酸化炭素(etCO2)測定の有用性について文献的考察と当施設での経験を述べる。