サマリ

低流量麻酔で考慮しなければならないことは、次の3点が大きな注意点と言えます。第一に、新鮮ガス酸素濃度と吸入酸素濃度が異なること、第二に、麻酔ガス気化器設定値と呼気麻酔ガス濃度に差が生じること、第三に、回路ボリューム維持に注意が必要であり、低流量麻酔では以前よりも術中の継続的な適正カフ圧維持が必要であると考えています。