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ホーム メドトロニックについて ニュース 足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025

2026年1月16日
コヴィディエンジャパン株式会社

「足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025」

足のだるさやむくみを起こす「下肢静脈瘤」60,000人の調査を実施
治療できることを知らずにQOL低下に悩む人が多数
日帰り手術で治療可能な病気であり、医療機関の受診につなげることが重要

※グラフ等の細かい情報が含まれているため、PCでの閲覧を推奨いたします。

コヴィディエンジャパン株式会社(本社:東京都港区)は、全国の30代以上の男女を対象に「足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025」を実施しました。60,000人を対象に「下肢静脈瘤」の一般的な認知と症状の有無を調べ、さらに足に「血管が以前と比べ透けて見える」、「血管が浮き出ている」、「血管にコブのようなものができている」といった下肢静脈瘤の疑いがある症状を有する2,477人を対象に症状や治療に対する意識と実態について調査したものです。2021年以来4年ぶり5回目となります。

近年、健康寿命の延伸や生活の質(QOL)向上に対する関心の高まりとともに、“足の不調”に目を向ける人が少なからずいます。その代表的な一つに、血管の病気である下肢静脈瘤があります。足の静脈にある弁の機能の低下により血液が逆流し、血流などが静脈内などに停滞した状態になるものです。血液が下肢に溜まってしまうことで、見た目の変化や足のだるさ・むくみ、こむら返りなどでQOLの低下につながります。さらに放置すると皮膚炎や色素沈着、潰瘍などに進行する可能性もある疾患です。日本国内の患者数は1,000万人以上とも言われています1。医療技術の開発も進んでおり、高周波またはレーザーによる焼灼術、さらには医療用接着材を用いた血管内塞栓術など、より低侵襲で日帰り手術が可能な治療法が普及するようになってきました。しかし、まだまだこの病気のことが十分に知られていないこともあって、受診に至らない潜在層が多数存在します。

調査結果からは、下肢静脈瘤の症状を有する人は不満や不便をかかえながらも、放っておいても問題ないと多くの人がそのままにしている現状が明らかになりました。広川雅之先生(お茶の水血管外科クリニック 院長)は、「放置することで、知らず知らずのうちに心身ともに負担がかかり、QOLを下げていることが少なくありません。まずは下肢静脈瘤が治療できるということについて認知を広めていくこと」を課題としてあげます。

【主な調査結果】

<Ⅰ.全国の30代以上男女60,000人対象調査結果>

  • 「下肢静脈瘤」を疑われる症状を感じたことがある人は9.1%、男性では5.3%、女性では12.5%
  • 「下肢静脈瘤」の認知度、全体では19.0%と低いが、症状経験者だけで見ると47.3%と約半数
  • 症状を感じたことがある人のうち、医師に相談したことがある人は29.5%、男性は40.4%だが女性が25.3%と低い

<Ⅱ.下肢静脈瘤の疑いがある症状を有する2,477人対象調査結果>

  • 3年以上「下肢静脈瘤」の疑いがある症状が続く人は57.5%を占める
  • 医師に相談したことがないのは「日常生活での不便が特にないから」(57.1%)、「放っておいても、改善する、または悪化しないと思ったから」(34.3%)など病気としての体への負担やリスクを認識していないことに起因
  • 下肢静脈瘤について知っていたり、聞いたことがあったりしても「病院で治療できる」ことを知っているのは32.0%
  • 症状があることにより感じている困りごとや不満が解決できるとしたら病院で治療を受けたいという人は62.8%
  • 若年男性は症状を気にしている人が多く、悩んでいる人が30代男性66.2%(全体39.8%)、原因や病名を調べたい人が30代男性62.3%(全体47.0%)、病院に行って相談したい人が30代男性55.8%(全体31.4%)
  • 症状による困りごとでも、男性30代は「自分が着たいと思う洋服を着にくい」が46.8%(全体23.7%)、「知人などから足の症状について指摘されたことがある」が54.5%(全体19.6%)、「外出や歩くのが億劫になる、気が進まない」が46.8%(全体17.8%)など、若年男性の数字が高い

※百分率計算は、小数点以下第二位を四捨五入しているため、個々の比率の合計は100%にならない場合があります。

【調査結果 要約】

※百分率計算は、小数点以下第二位を四捨五入しているため、個々の比率の合計は100%にならない場合があります。

Ⅰ.全国の30代以上男女60,000人対象調査結果
1.「下肢静脈瘤」を疑われる症状を感じたことがある人は9.1%、男性では5.3%、女性では12.5%
「下肢静脈瘤」が疑われる症状を有する人(以下「症状を有する人」)は、全体の9.1%。男性だけでみると5.3%だった一方、女性では12.5%と有症率は女性の方が高い。

【下肢静脈瘤が疑われる足の症状を有する人の率】

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 1

2. 「下肢静脈瘤」の認知度、全体では19.0%と低いが、症状経験者だけで見ると47.3%と約半数
「下肢静脈瘤」の認知度は19.0%で前回2021年調査(22.4%)からは下がって低い数字に。症状を有する人の認知度も前回(49.1%)から2pt下がって47.3%。

【下肢静脈瘤の認知状況(病名の認知度)】

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 2
足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 3

3.症状を有する人のうち医師に相談したことがある人は29.5%、男性は40.4%だが女性が25.3%と低い
症状を有する人で医師に相談したことがある人(「治療を受けたことがある」人と「相談したことがある」人の合算)は29.5%にとどまり、症状が気になっていても医師に相談することなく、そのまま一人で抱えてしまっている現状が伺える。ただし、男性と女性で違う傾向がみられ、男性では医師に相談したことがある人が40.4%と4割を超え、一方女性では25.3%と4人に3人は相談に行っていない。

【医師への相談状況】

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 4

Ⅱ.下肢静脈瘤の疑いがある症状を有する2,477人対象調査結果
1.3年以上「下肢静脈瘤」の疑いがある症状が続く人は57.5%を占める
下肢静脈瘤が疑われる症状が続いている期間は、「3年~5年未満」17.7%、「5年~10年未満」17.4%、10年以上22.4%で足し上げると3年以上が57.5%を占める結果に。さらに「1年~3年未満」の19.9%を加えると、77.4%が1年以上症状を抱えていることになる。

【症状が続いた期間】

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 5

2.医師に相談したことがない人の理由で最も多いのは「日常生活での不便が特にないから」(57.1%)「放っておいても、改善する、または悪化しないと思ったから」(34.3%)など病気としての体への負担やリスクを認識していないことに起因
症状を有するのに医師に相談したり、治療を受けたりしたことがない人の理由として最も多かったのは「日常生活での不便が特にないから」で57.1%が理由にあげている。2番目は34.3%で「放っておいても、改善する、または悪化しないと思ったから」、3番目は32.7%で「なんとなく面倒だから」が続く。

【症状があったのに受診したことがない理由 上位7項目】(N=1,735)※医師の相談や治療を受けたことがない人

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 6

3.下肢静脈瘤について知っていたり聞いたことがあったりしても「病院で治療できる」ことを知っているのは32.0%
症状を有していて、かつ下肢静脈瘤について知っているか、または聞いたことがある人でも「自然に治ってしまうことはなく、通常ゆっくりではあっても進行していく」ことを知る人は29.6%しかおらず、「病院で治療できる」ことを知っている人も32.0%にとどまる。つまり下肢静脈瘤には治療の必要性があること、そして治療できることを知っている人は少ない。

【下肢静脈瘤について知っていること 上位10項目】(N=2,190)※下肢静脈瘤について知っているor聞いたことがある人

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 7

4.症状があることにより感じている困りごとや不満が解決できるとしたら病院で治療を受けたいという人は62.8%
症状があることにより日常生活で困ることや不満に思うこととしては「人前で足を出すのが恥ずかしい」46.3%、「老けてみえる」46.3%、「長時間立っているような用事があると疲れきってしまう」44.3%など様々。症状を病院で治療することによって、症状があることによって感じる困りごとや不満が解決するとしたら今後病院で治療を受けたいという人は62.8%を占める。

【症状で困っているや不満に思うこと 上位7項目】(N=2,477)

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 8

【症状を病院で治療することで困っていることや不満に思っていることが解決するとしたら今後病院で治療を受けたいと思うか】(N=2,069)※困っていること、不満に思っていることがある人

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 9

5.若年男性は症状を気にしている人が多く、悩んでいる人が30代男性66.2%(全体39.8%)、原因や病名を調べたい人が30代男性62.3%(全体47.0%)、病院に行って相談したい人が30代男性55.8%(全体31.4%)
下肢静脈瘤が疑われる症状について「悩んでいる」という人は症状を有する人全体で39.8%、「原因や病名を調べたい」という人が47.0%、「病院に行って相談したい」という人が31.4%だった。
これを30代男性だけでみると「悩んでいる」という人が66.2%、「原因や病名を調べたい」という人が62.3%、「病院に行って相談したい」という人が55.8%となる。その他にも「症状について人に見られたくない」が全体45.8%に対し30代男性54.5%、「医療機関や治療方法について調べたい」が全体40.4%に対し30代男性54.5%など、有する症状に対する意識について尋ねた本質問の全ての項目において30代男性が全体より大幅に高い数字を示した。

【症状に対して思うこと】※「そう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「そう思わない」の5つの回答のうち「そう思う」「ややそう思う」の二つの合計

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 10
足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 11

6.症状による困りごとでも、男性30代は「自分が着たいと思う洋服を着にくい」が46.8%(全体23.7%)、「知人などから足の症状について指摘されたことがある」が54.5%(全体19.6%)、「外出や歩くのが億劫になる、気が進まない」が46.8%(全体17.8%)など、若年男性の数字が高い
症状に関連して日常生活で困っていることや不満に思っていることについての質問でも、30代男性は「自分が着たいと思う洋服を着にくい」46.8%(全体23.7%)、「服装を選択する際、症状が目立たないように気にかける」64.9%(全体38.8%)といったお洒落する際の困りごとや、「自分の容姿に自信がもてない」51.9%(全体34.2%)、「知人などから足の症状について指摘されたことがある」54.5%(全体19.6%)、「不健康、病気っぽく見られるのではないかと思う」55.8%(全体32.1%)といった見た目に関する不安などでも高い数字を示す。その他、「やりたいアウトドアやスポーツがしにくい」46.8%(全体15.2%)、「外出や歩くのが億劫になる、気が進まない」46.8%(全体17.8%)など行動における不便や、「足がだるかったり不快感もあり、夜すっきり眠れない」54.5%(全体27.5%)、「朝方から頻繁に足がつることもあり、困る」51.9%(全体32.3%)など身体のしんどさでも軒並み数字が高い。

【日常生活で困っている(困っていた)ことや不満に思っている(思っていた)こと】

足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025 Graph 12

【広川雅之先生(お茶の水血管外科クリニック 院長)コメント】

下肢静脈瘤は、足のだるさやむくみ、こむら返りなど、日常生活に影響を及ぼす症状を引き起こし、放置すると湿疹や色素沈着などの皮膚炎を合併し、さらにうっ滞性潰瘍へ進行することもあります。特に女性では見た目も気になるところです。しかし、調査結果からは、症状を抱えていながら医療機関に相談していない方が多いことが明らかになりました。理由として、「放っておいても悪化しないと思った」、「体質だから仕方がない」といった声が多く、だるさやむくみなどの症状は徐々に進行するため、日常的に症状に慣れてしまい「病気」という自覚が薄れやすいことも背景にあるようです。しかし、こうした症状を放置することで、気付かぬうちに心身ともに負担がかかり、生活の質(QOL)が下がってしまうことは少なくありません。

しかし、下肢静脈瘤は決して「我慢するしかない病気」ではありません。近年は医療技術が大きく進歩し、高周波やレーザー治療、さらには医療用接着材による塞栓術(グルー治療)など、より低侵襲で日帰りが可能な血管内治療が保険診療となっています。血管内治療は、痛みやダウンタイムが少ないため、仕事や家庭の都合に合わせて治療を受けることができます。こうした選択肢が十分に知られておらず、「治療は大変」、「入院が必要」、「何回も通院しなければいけない」と誤解されていることが大きな課題です。そもそも、今回の調査結果にもあったように、症状を有する人ですら病院で治療できることを大半の人が知りません。

下肢静脈瘤は、適切な診断と治療によって治すことができる病気です。治療により、見た目の悩みや身体の不快感から解放されて、これまで気付かぬうちに損なわれていたQOLが向上し、より前向きな毎日を送ることができるようになります。実際に、治療を受けた患者さんから「もっと早く相談していれば良かった」と言う声も多く聞きます。何年も症状を放置している方も多い現状ですが、早めに治療を受ければ、その分早く快適な生活を取り戻すことができます。現在は、痛みや負担の少ない治療がありますので、もし気になる症状がある場合は、ぜひ一度専門の医療機関にご相談ください。

【下肢静脈瘤とは】

下肢静脈瘤は足の血管の病気で、静脈瘤とは血管(静脈)がコブ(瘤)のようにふくらんだ状態のことです。足の静脈にある弁の機能が何らかの原因で低下することで血液が逆流し、うっ滞(血流などが静脈内などに停滞した状態)します。静脈の中にある血液の逆流を防ぐための弁が壊れ、血液が下肢に溜まってしまうことで、足のだるさやむくみなどの症状が慢性的に起こります。重症化すると湿疹や色素沈着などがあらわれ、さらに悪化すると潰瘍になる場合もあります。日本人では15歳以上の男女の43%、30歳以上では62%もの人に静脈瘤が認められたとの報告もあります2。

主なリスク要因:

  • 出産経験:出産経験のある女性の2人に1人が発症するというデータがあります3。妊娠時にはホルモンの影響により静脈が柔らかくなって弁が壊れやすくなるため発症しやすくなると言われています。
  • 遺伝性:両親とも下肢静脈瘤の場合には将来的にはその子供も90%発症するというデータもあります4。
  • 立ち仕事: 1ヶ所に立ってあまり動かない仕事に従事する人は発症しやすく、特に1日8時間以上立っている人は重症化しやすい傾向にあります5。
  • 肥満:下肢静脈瘤を悪化させる因子です5。

【『足の不調と疾患/下肢静脈瘤に関する意識調査2025』 調査概要】

調査時期: 2025年10月14日~10月15日

調査方法: インターネット調査

調査対象者:全国の30代以上の男女
有効回収数60,000 (男性28,536 女性31,464)
*60,000人は日本の人口構成比(性年代)に合わせるように目標サンプルを設定し回収を実施

回答者のうち、足の「血管が以前と比べ透けて見える」、「血管が浮き出ている」、「血管にコブのようなものができている」のいずれかの症状を有している人に対し、さらなる調査協力を依頼
有効回収数2,477 (男性685 女性1,792) 

1 小西ら 2005年 西予地区コホート研究
2 平井正文,久保田仁,川村陽一他 脈管学 28: 415-420, 1989
3 平井正文,牧篤彦,早川直和:妊娠と静脈瘤 静脈学:255-261, 1997
4 Gundersen J, Hauge M. Hereditary factors in venous insufficiency. Angiology. 20: 346-55, 1969
5 He, Q.F., Cai, J.Y., Cheng, M. et al. Global prevalence and risk factors of varicose veins among health care workers: a systematic review and meta-analysis. BMC Nurs 24, 550 (2025). https://doi.org/10.1186/s12912-025-03155-0

コヴィディエンジャパン株式会社が運営する分かりやすく「下肢静脈瘤」について解説した疾患啓発サイト「知ってください下肢静脈瘤のこと」(http://www.think-vein.jp)をご参照ください。 疾患の原因、診断、治療法、日常生活で気をつけること、などコンテンツを豊富に掲載し、説明しております。

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最終更新日 January 2026 © 2026 Medtronic