経カテーテル的大動脈弁植込み術(TAVI)

カテーテル(細い管)を使って、生体弁を心臓の中に植込みます。

重症の大動脈弁狭窄症に対し、日本では2013年から行われるようになった治療法で、外科手術と比べて体にかかる負担が小さい(低侵襲)とされており、個人差はありますが入院期間は外科手術より短くなることが多いです。比較的新しい治療法ですので、長期成績のデータが十分には蓄積されていません。主に外科手術が困難な患者さんに検討されます。

TAVIには3つの方法があります。

  1. 経大腿動脈アプローチ(TF):足の付け根の動脈から生体弁を入れます。
  2. 鎖骨下動脈アプローチ(SC):鎖骨の下の動脈から生体弁を入れます。
  3. 直接大動脈アプローチ(DA):大動脈から生体弁を入れます。
TAVR incision locations