続いて、ランチを囲みながらのフリータイムです。ランチには、今回のMWN Annual Summit企画メンバーが考え、準備したお弁当が提供されました。そこでは、部門や職種を超えた交流が自然に生まれ、「普段話す機会のない社員とつながることができた」「他部門の取り組み、課題を知ることができた」といった声が聞かれました。
インクルージョン、ダイバーシティ、エクイティ
「Rise Together」をテーマに
共に高め合い、支え合う未来へ
2025年10月31日、品川オフィスにて、メドトロニック ウィメンズ ネットワーク（MWN）のFY26 Annual Summitが開催されました。複数の営業部門や本社のMWNメンバー約30名が集まり、今年のテーマ「Rise Together」のもと、多様性・包摂性（ID&E）を深く考え、学びながら、MWNメンバー同士のつながりを広げる1日となりました。
「Rise Together」に込めた想い
MWNは、メドトロニックにおける最大の社員グループです。女性の活躍推進を目的とし、ID&Eの意識を全社的に高めることに貢献しています。FY26のテーマである「Rise Together」には、共に高め合い、支え合いながら、成長できる仲間と機会を作っていこうというCo-Leaderからの強いメッセージが込められています。
この言葉は、単なるスローガンではありません。メドトロニックが掲げる「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」というミッションを実現するためには、社員一人ひとりが力を発揮できる環境が不可欠です。私たちは、性別や社歴、部門といったバックグラウンドに関係なく、互いに学び合い、支え合う文化を醸成することで、組織全体の成長に貢献したいと考えています。
MWNの活動は、社員のネットワークを広げる場を提供することを重視しています。今回のAnnual Summitは、その象徴的な取り組みとなりました。
当日のプログラムと学び
オープニング & ランチ交流
イベントはMWN Co-Leaderによるオープニングスピーチでスタート。「Rise Together」の意味を改めて共有し、参加者に向けて「今日の対話が、皆さんのキャリアや日常に新しい視点をもたらすことを願っています」とメッセージが送られました。
特別講演：乳がんとブレストアウェアネス
10月のピンクリボン月間に合わせて、看護師でありピンクリボンアドバイザーの加藤久美子氏による特別講演ビデオをMWNメンバー全員で視聴しました。テーマは「乳がんの正しい知識と早期発見の重要性」です。
乳がんの基礎知識から検診の重要性、生活習慣との関係性まで、科学的な知見を交えて分かりやすく解説いただき、参加者の乳がんに関する正しい知識を深める素晴らしい機会となりました。
- 「乳がんは早期発見で90％が治癒可能」
- 「40歳を過ぎたら2年に一度の検診が推奨される」
- 「ブレストアウェアネス（乳房への意識）を日常に取り入れることが予防につながる」
さらに、閉経後の肥満や生活習慣、エストロゲンとの関係など、女性の健康に関する重要な情報が共有されました。
参加者からは「正しい知識を得ることの重要性を再認識した」「家族にも伝えたい」といった声が寄せられ、健康とキャリアの両立を考えるきっかけとなりました。
ワークショップ①「Communication」
午後のセッションでは、世代や職種、働き方の違いから生まれる“コミュニケーションギャップ”をテーマにしたワークショップを実施。参加者は自身の経験や工夫を共有し、活発な議論が展開されました。
- 「相手へのリスペクトの気持ちが大切」
- 「自分の“当たり前”は他人の“当たり前”ではないと意識すること」
- 「Web会議では余白のコミュニケーションを意識することが非常に大事」
といった声が挙がりました。
また、ある参加者は「コミュニケーションの取り方で色々な考え方を知ることが出来た」と語り、「世代間のギャップを埋めるために、自分の常識をアップデートする必要性を感じた」とのフィードバックもありました。多様な視点が交差する非常に有意義な時間となりました。
ワークショップ②「ID&Eを日常や未来にどう活かす？」
続いて、それぞれ自分自身がID&Eに関心を持ったきっかけや、MWNの活動に関わろうと思った理由、仕事や日常で感じる課題、未来に向けた理想の働き方等について議論しました。
- 「今は珍しいと感じることも、いつか当たり前だと思える環境を作れるようになるといい」
- 「ID&Eを通して人に優しくなれる」
- 「週3日勤務のような柔軟な働き方が当たり前になる未来を目指したい」
といった、ID&Eのさらなる浸透を通じて作られていく今後の職場環境への期待が込められた意見を多く聞くことが出来た一方で、
- 「女性だけでなく、すべての人が働きやすい環境を考えることが大切」
- 「活動自体にまだ前向きになれない人もいるのが課題」
のような、現状に対する指摘も上がるなど、非常に活発な議論が行われました。
また、ID&Eにまつわる営業現場の課題に触れた参加者からは、「ライフイベントとの両立が難しい場面もあるが、医療現場も変わりつつある。メーカーとしても変化に対応していく必要がある」と語り、現場視点の課題意識も共有されました。
参加者の声から見えるMWNの価値
アンケートでは、多くの参加者からポジティブなフィードバックが寄せられました。
- 「様々な考えを持つ方々と接することができてとても良い機会」
- 「ID&Eを自分ごととして考えるきっかけになった」
- 「ディスカッションの時間をもっと長くしてほしい」
次回に向けては、
- 「男性の育休取得経験を聞きたい」
- 「心理学の講演も面白そう」
- 「他社の従業員グループとのコラボ企画をやってみたい」
など、前向きなアイデアが多数挙がり、今後の活動への期待がさらに高まっています。
ネットワークが未来をつくる
イベントの締めくくりには、記念撮影と懇親会が行われ、参加者同士の部門や職種を超えた交流がさらに深まりました。普段は接点の少ないメンバー同士が直接顔を合わせ、キャリアや働き方、日常の工夫について率直に語り合う時間は、MWNならではの価値あるひとときです。こうしたネットワークは、単なる情報交換にとどまらず、互いの視野を広げ、協働の可能性を生み出すと確信しています。
懇親会時の印象的な声として、「男性社員の参加は少ないと思ったが、本日の参加だけでも半数近くが男性の参加者だったことに驚いた」という声も上がりました。このように、MWNの活動は女性社員だけでなく、女性活躍を推進する男性社員の積極的な関わりが多いことも一つの大きな特徴です。
引き続きMWNは、女性がより働きやすく、輝ける職場環境をつくることを目的に、多様な活動を展開していきます。今回のAnnual Summitは、「Rise Together」というテーマを体現し、参加者一人ひとりが次の一歩を踏み出すきっかけとなりました。
人と人がつながり、共に成長する文化をさらに強化し、未来を切り拓くために、私たちMWNはこれからも挑戦を続けて参ります。
Medtronic Women’s Network（メドトロニック ウィメンズ ネットワーク）とは？
男女共同参画を推進し、様々なライフイベントとキャリア開発の両立を目指し、互いに刺激し、成長しあう社員グループ 。「ネットワーキング」「メンタリング」「プロフェッショナルデベロップメント」「ウェルネス」「MAE =（Men Advocating Equity：エクイティを支持する男性）」の5つのテーマに沿った活動を展開している。
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