Stroke

あれこれ知りたい
脳動脈瘤のこと

監修
大石 英則先生
順天堂大学医学部附属順天堂医院
脳神経外科・脳神経血管内治療学講座 教授

脳動脈瘤とは?

AN

脳動脈瘤とは、頭のなかの動脈にできた風船のような「こぶ(瘤)」のことです。動脈の分かれ目などにできることが多く、大きさは2ミリぐらいの小さいものから25ミリを超えるような大きいものまで様々です。

脳動脈瘤が破裂すると「くも膜下出血」を起こします。主な症状は、“かみなりに打たれたような”とか“経験したことがないような”と表現される、突然現れる非常に激しい頭痛です。多くの場合は吐き気もあり、意識を失ってしまう方もいます。

どんな治療方法があるの?

Surgery

脳動脈瘤の主な手術には、頭を切り開いて行う“開頭(かいとう)術”、カテーテルと呼ばれる細長い管を使って血管の中から手術を行う“血管内(けっかんない)治療”(コイリング術、フローダイバーターを使った方法)があります。

頭を切り開いてから脳の割れ目を通じて動脈瘤を探し出し、ネックと呼ばれるこぶ(瘤)の入り口にクリップをかけます“。クリッピング術”と呼ばれます。

Coiling

足の付け根にある大腿動脈からカテーテルを挿入し、レントゲン線を利用して血管の中にカテーテルを押し進め、こぶ(瘤)の中にコイルと呼ばれるとても軟らかく細い金属の糸を埋めます“。コイリング術”と呼ばれます。

Stent

特殊な治療法として“、フローダイバーター”と呼ばれる細かい網目を持つ金属製の筒を血管の中に置くことで、半年~1年程度かけて脳動脈瘤を消失させることもできます。ただし、フローダイバーターを用いた血管内治療は限られた医療機関でしか行われておらず、治療できる脳動脈瘤にも制限があります。

フローダイバーター実施施設一覧(2021年3月)

都道府県 施設名

北海道

岩手県

宮城県

新潟県

茨城県

群馬県

埼玉県

東京都

千葉県

神奈川県

愛知県

長野県

富山県

石川県

岐阜県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

奈良県

和歌山県

兵庫県

岡山県

広島県

鳥取県

香川県

福岡県

大分県

長崎県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県