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こちらは、国内の医療従事者の方を対象に製品等の情報を提供することを目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご了承ください。
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機器の療法を受ける
血糖値の急激な変化は身体にとって過酷で、食事や日常的な活動ができなくなる可能性があります。インスリンポンプは、患者さんの血糖変化の傾向や生活に合わせて30分ごとに0.05単位刻みで医師によってプログラムされたインスリン量を24時間持続的に注入したり、食事や高血糖でインスリンの追加が必要な場合に簡単な操作で0.1単位刻みで投与できる機能を有しています。血糖コントロールが向上すると、健康の維持、合併症の回避、より充実した生活が可能になります
インスリンポンプを使用したい場合は、まず医師に相談してください。現在の医療制度では、インスリンポンプは保険診療の範囲内で血糖測定器等と同じように病院から患者さんに貸与される形で提供されています。
インスリンポンプ療法は、機械さえ身につけていれば血糖コントロールがよくなるというものではありません。効果は実証されていますが、使用にあたっては下記の項目(出典1)に あてはまっていることをご確認ください。
出典
1. 小林正編集 インスリン療法マニュアル第4版. 文光堂2008 第7章 持続皮下インスリン注入療法(CSII)
インスリンポンプ療法は、数多くの糖尿病患者さんの健康とクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の改善に役立ってきました。しかし、すべての人に適切というわけではありません。
すでに血糖値を定期的にチェックし、血糖値やインスリン使用量をノートなどに記録し、カーボカウントを行い、医療機関を定期的に受診している場合、あなたはインスリンポンプ療法の理想的な候補者と考えられます。
いままで糖尿病を積極的に管理していない場合は、糖尿病専門の医師や看護師、療養指導士に、自分がインスリンポンプ療法の候補者となりうるかどうか相談してみましょう。
場合によっては、患者さんご自身から相談した医療従事者に、インスリンポンプを他の患者さんに使用した経験があるかどうかたずねなければならないこともあります。患者さん向けの情報提供イベントに参加することを検討したり、インターネットで必要な情報を集めたりすることも可能と思われます。
実態:インスリンポンプを使用するには、まず手術が必要だと誤解している人がいます。これは全く事実とは異なります。インスリンポンプは、小型携帯電話か携帯音楽プレーヤーほどの大きさの小型医療機器です。ベルトの上や衣服のポケットに入れて装着することができ、皮下に留置された細いチューブを通してインスリンを持続的に注入します。
実態: 新しいインスリンポンプの装着に慣れるまでには少し時間がかかります。ポンプを使用し始めた当初には、挿入部位やポンプを装着することに違和感を覚えることがあります。しかし、いったんポンプの装着に慣れると、ボーラス注入操作やインスリンセットの交換が必要となるまで、ポンプのことを忘れているかもしれません。
実態:インスリンポンプを適切に使用するためには、使用法についてのトレーニングを受ける必要があります。食事時と就寝前に血糖値をチェックし、どのくらいの食事量や炭水化物を摂取するかを判断して、これらの数値をインスリンポンプに入力したりボタン操作しなければなりません。そうすれば、インスリンポンプが個人に合わせて医師の指示でプログラムされた設定に基づき、インスリン注入量等を予測し、提案します。
注入セット(身体に付けるチューブ等)を取り付けたパラダイムインスリンポンプ
実態: インスリンポンプの適応は、インスリンが必要な状態にある糖尿病の人です。インスリンポンプに最適な人は、ポンプの使用法を進んで学ぶ意思を持ち、強力なサポートチームを有し、身体的かつ精神的にポンプを自分自身の生活に組み入れる準備ができている人です。
はい。インスリンポンプを処方できるのは医師だけです。医師はあなたにインスリンポンプが必要であることを判断し、ポンプ使用に関するインスリン注入量などの処方内容を決定しなければなりません。
もちろんそのとおりです。日本国内ではインスリンポンプは保険診療において血糖測定器などと同じように病院から患者さんに貸与される形で提供されます。
糖尿病を持ちながら健康を維持することは、とても大変なことに思えるかも知れません。しかし適切な専門家チームの支援があれば、健康の維持がずっと容易になります。
かかりつけ医が糖尿病管理チームのリーダーとなることが多いと思われます。医師に相談する場合は、遠慮なく自分の糖尿病について詳しく質問してください。また、必ず無理なく確実に医師の答えが理解できるように心がけてください。
医師は、糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養指導士(CDEJ)に相談するよう提案することがあります。 CDEJは患者さんが糖尿病の詳細を学ぶ際に支援を提供し、血糖値チェックやインスリン注入の正しい方法等を教えることができます。糖尿病のある日常生活で気をつけなければならないことや工夫の仕方も、適切にアドバイスしてくれると思われます。
糖尿病を持ちながらの健康維持は、時に困難となることがあります。相談できる誰かがいれば、大きな助けとなり得ます。医師または看護師やCDEJは、カウンセラー、精神科医、ソーシャルワーカーを勧めることがあります。そのような人たちは、あなたが糖尿病を抱えて生活している場合の重要なリソースとなります。
糖尿病について忘れてはならない最も重要なことは、自分一人で管理しようとする必要はない、ということです。周囲には豊富な経験を持つさまざまな専門家がおり、サポートしてくれますので、わからないことは遠慮なく質問するべきです。
本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。