ビデオ喉頭鏡を用いた手技は、通常の喉頭鏡に比べて術者と患者の距離を保てるため、術者が患者のエアロゾルに暴露されるリスクの低減が期待できます([FOOTNOTE=De Jong A, et al. Lancet Respir Med. 2020;8(6):555.],[ANCHOR=],[LINK=]))。
ビデオ喉頭鏡を用いることで、カメラを通じ間接視野で確認をしながらの喉頭展開が可能となり、"Intubation Distance" が確保できます。またビデオ喉頭鏡の使用は、挿管が成功するまでの時間を短縮し、挿管成功率を高め、加えられる力を減らすことで、挿管関連の合併症を減らすことが報告されています1)。